鷹の目、蟻の目、魚の目という言葉があります。

鷹の目は高い空から全体を見渡すことができます。

蟻の目は目前をしっかり見て確実に進む事ができます。

魚の目はできものの一種で、主に足の裏にできます。

それぞれそんな意味を持った言葉ですが、今回取り上げるのは蟻の目です。

CIMG3066CIMG3065

人の視点から見た草むらと蟻の視点から見た草むらを比較すると、こんなにも違って見えます。蟻の目から見た雑草生い茂る広場は、巨木の林立する大森林のようなものなのです。マクロな視点で物事を見ることを鷹の目と言うのに対して、ミクロな視点で物事を見ることを蟻の目と言うのは本当にぴったりだと感じますね。実際の蟻は視力が非常に悪く、ほとんどものが見えませんが。

CIMG3058

転がっていた小枝の上を歩く蟻の群れ。これも蟻の視点から見れば 、広々とした道路にできた大行列、あるいは渋滞する高速道路といったところでしょうか。

蟻の視点から世界を見ることは簡単で、しゃがんで顔を地面に近付けるだけです。虫眼鏡があれば尚、快適な蟻ライフを満喫できるでしょう。

緑豊かな南陵公民館へやって来て、ぜひ蟻の視点から世界を見てください。虫眼鏡も貸し出しますよ。

 

<写真・文/加藤>