先日に常滑市陶彫会様が美術工芸室で活躍されて、後日に窓口の前のギャラリーにて作品の展示もして下さいました。実は美工室以外に、公民館の離れにもう一つ工房がありました。覗いてみたら、すごい作品が造像中でした。まだ作っている最中みたいですが、この段階でも傑作だということはすでにわかります。微細なライン作り、アクセントのない掘り方、素材とのインターアクションが作者と作品の間の親密さを熱く語ります。東西南北に合わせ、太陽の位置、時間帯、季節、また観客の視点によって、メッセージが変わり、大変複雑な意味合いを持たせられた作品でございます。しかしこれほどの傑作であっても彫刻師にも大きな悩みがあるようです。完成だという聖地への道を塞いでいるこの壁を乗り越えられるか、壊せられるか、神業を使って無くせるか~
除幕式までしばらくお待ち下さい。