皆さん

こんにちは。

いよいよ本日はクリスマス・イヴ、別称ホリー・ナイトです。 クリスマスと言えば、クリスチャンの国の中でもお祝いの仕方が多種多様あります。サンタクラウスはクリスマスに何の関係もないのに、イギリスやアメリカだとクリスマス・イヴに世界を廻って、各煙突に下りて子供たちにプレゼントを持ってくるのですが、ハンガリーは12月6日にサンタクラウス、社会主義の別名「冬のおじさん」、本名聖ニコラスが夜中に子どもが窓際に置いたブーツにお菓子や様々なプレゼントを入れてくれます。実は聖ニコラスといえば3-4世紀に生きたカトリック教会のあるビショップで、困った人々、特に子供を助けたことで有名になって、伝説が数多く残っています。その一つの伝説によりますと、冬のとき(精確に言えば12月5日の夜)3人の貧乏の子供を助けるために窓際に黄金をおいておいたそうです。その話はどうやってトナカイが引いている空を飛ぶサンタクラウスの姿になったか、やはり人間の妄想力が非常に強いという他に理由はないはずです。

さてここでハンガリー料理のミニ講座、クリスマス定番のお菓子、「クルミロール」のご紹介致しましょう。インターネットのおかげで、世の中便利になってきて、日本語でクルミロール、またはハンガリー名「ベイグリ」(beigli又はbejgli) などを検索してみるとレシピ日本語でも様々出てきますが、家庭によって作り方が異なりますので、ここでは我が家のベイグリを紹介させていただきたいと思います。

6本分の材料、(かなり多いですので注意!)

生地
小麦粉1kg
バター 500g
生イースト 30g それとも ドライイースト 6-7g
砂糖 60g
牛乳 400cc
塩 一握り
卵 2個 (生地の外側をするためで生地の中には入れないので注意)

中の具材
クルミ - 400g
砂糖 - 200g
牛乳 - 200cc
レーズン - 80g
シナモン - 小匙 1
レモン 1個
リンゴ 1個
ハチミツ 大匙 1
パン粉 50g

生地の作り方

牛乳を温い温度にして、中にイースト混ぜて少し発酵させる
バターを電子レンジに入れて少しだけ和らげます。小麦粉をこして徐々にバターに加えて混ぜます。砂糖、塩、イーストも牛乳ごと生地に混ぜて、しっかりと捏ねます。生地が同質的になってきたら、6つに分けます。6つの生地の固まりを1個ずつ麺棒でだいたい25×20cm(適当)長四角い形に伸ばしていきます。

中に入れる具材の作り方

クルミをフードプロセサーなどで細かく刻んで、粉状にします。牛乳に砂糖を入れて、沸かして、暑いままクルミに注ぎます。レーズン、シナモン、ハチミツ、パン粉を加えます。皮を剥いたリンゴそしてレモンの皮をおろし器で削って、加えます。全部の具材を鍋で火を通して、冷やせます。

冷やした具材を四角い生地の中にお寿司を作るときに縦方向の片方は少し淵を残しておきます。短い横の淵も少しだけ開けておきます。具材を生地の厚さと同じくらいいっぱい塗っていきます。巻き方はお寿司のと違って、淵のない側から(長い方)そのまま向こうの淵に丁寧に巻いていきます。横の具材が出てる穴、具材のない生地を折って塞ぎます。生地の上にフォークで適当に何個か穴を開けます。出来た巻きの上の方を卵の黄身で塗ります。黄身が乾燥したら、更に白身も塗っていきます。生地6本ずつ同じ作業が済んだら、出来上がった生の巻き(ロール)を寒い世の中に一晩寝かしておきます。次の朝、焼く前に残った黄身でもう一度ロールを塗ります。 170度まで熱くしたオーブンで様子みて30-40分程焼き上げます。 焼きあがったロールを1センチの切れにして食べます。賞味期限は長くて、クリスマスに作ってお正月中ずっと食べれます。

クルミ以外はケシノミでも具材を作ります。その場合は牛乳は250cc、ハチミツ大匙2、シナモンの他にクローブの粉も小匙1入れます、あとは作り方はクルミと同じです。
ちなみに常滑のAEONで、クルミ200gで500円くらいでした。別件で、ザーネ・ワンダー(シューシューできるホイップクリーム)も当AEONでお茶の棚の隣に見つけることができます。

 

 

Jó étvágyat! ヨー・エートヴァージャト!

そしてメリークリスマス!

Gyula