おはようございます。

本日、1月22日(月)は休館日です。併設の図書館もお休みとなります。お間違えのないようお願いします。なお、貸出し中の図書の返却のみ返却ボックスにて承っています。

 

今日は休館日の話題として【金柑(きんかん)のおはなし】

常滑市内の地産地消のお店に金柑があったので思わず購入しました。

生産地は「常滑市」となっていましたが、南陵地区内のお宅には特に農家ではなくても「庭に金柑の木がある。」という家がちらほらあって、この地域では意外となじみのある果物だと思います。

金柑は別名を金橘(きんきつ)といって、これは漢方の生薬としての名前だとか。薬効は咳、痰、のどの痛み、食欲不振、消化促進などに効果があるとされているそうです。

金柑は大きく以下の5つの健康効果があるそうです。

【1】咳、のどの痛みの緩和 / 風邪の予防

金柑は風邪で痛んだのどや鼻の回復をサポートするそうです。また、ビタミンCが豊富で、寒さや細菌、ウィルスへの免疫力を向上させます。古くから風邪に効く民間薬とされているそうです。

 

【2】美容効果

肌の組織「コラーゲン」を体内で作るとき、たくさんのビタミンCが必要ですが、そのビタミンCを多く含みます。また、ビタミンCには抗酸化作用もあり、細胞を老化させる活性酸素を減らします。

 

【3】ヒーリング効果

柑橘類の芳香成分には蓄積した精神的ストレスを軽減させ気分を落ち着かせる働きがあります、また、金柑に含まれるクエン酸は肉体的疲労の原因となるとされる、乳酸の分解を手助けしてくれます。つまり心身両方の疲労回復に役立ちます。

 

柑橘類は、皮やスジに多くの栄養を含んでいます。金柑は通常皮のまま食べることから、以下の成分・栄養素を摂取するのに役立ちます。

【4】ヘスリジン(金柑の皮に含まれる成分)

ビタミンCの吸収を助けます。ビタミンCは動脈硬化や高血圧などの成人病の原因となる活性酸素を減らします。また、しなやかで強い血管を保ち、毛細血管への血行を促進します。血行を良くしますので冷え症を改善し、冷えからくる肩こりやしもやけなどの改善も期待できます。

【5】食物繊維

金柑の皮やスジに含まれる食物繊維には次のような効果があります。

〇体内の有害物質にくっつき排泄する。〇繊維質で便のカサがまし、排便を促す。〇食後の血糖値の上昇を緩やかにする。〇腸内の善玉菌を増やし免疫力を高める。

 

風邪なども流行しやすいこの季節、季節のめぐみである金柑も活用して健やかに過ごしたいものです。食べ方は生で丸ごと食べることのほか、甘露煮にしてもおいしく食べられます。

久田