桜に見とれているうち あっという間に木々は芽吹き、涼しい木陰を作ってくれています。
今日も まったり しろたろう~ やっぱりちゃんと右側のおなかをまもってねそべってます~
新年度ですね!
進学されたかた、新天地でお仕事スタートの方などもいらっしゃるかもしれませんね。
新生活、新たな門出、おめでとうございます。
さて、春になると、みつばち達にも旅立ちの季節が訪れます。
群れを増やすため、新しい女王蜂が誕生し分裂して新しい住みかを探してお引越しをします。
その現象を「分蜂(ぶんぽう」と呼ぶのですが、
今まさにこの地域では分蜂の最盛期。あちこちから分蜂報告を聞きます。
民家の軒下などにこのような蜂の塊ができることがありますが、こわがらなくても大丈夫。
本来、みつばちの住む山や森の中の木の幹に集まるものなのですが、近年の森林減少・照葉樹林の減少により、自然巣の蜂たちは住むところがなくなってしかたなく街中に出てくる例が増えてきています。
また、この分蜂がおこるときはものすごい数のみつばちが わん、わん、わ~~ん と羽音をたてて蜂の嵐のように飛び回りますので
もし知らない方がこれをみたら大量の虫が襲ってきたのではないか?!と殺虫剤をまきたくなるかもしれませんがご安心ください。
これに遭遇したあなたはたいへんラッキーです☆
百聞は一見にしかず。
コチラが去年の南陵公民館の蜂嵐の動画をご覧ください。みつばちの分蜂
蜂嵐がおこったあと、ひとつの球になって静かになります。これを「蜂球(ほうきゅう」といいます。しずくのようで美しいですね。。。。おとなしいので刺してきたりもしません。ここでみつばち会議をし、良い住みかがみつかると再度蜂嵐となってみんなで大空へと飛びさってゆきます。
この球になるのは一時的な儀式のようなもので、滞在時間は短くて15分長いと翌日に持ち越すこともあるようですがここにこのまま営巣することはありませんのでそっと見守っていただけると幸いです。分蜂は4月~6月に分蜂が集中します。
みつばちを飼いたい方はこれを箱に取り込んで飼育する事もできます。
今まさに巣箱を作ってみつ蜂を待っている方は、友人・知人、会う人全員にとにかくこの「蜂球」ができたら教えて!といいまくっておきましょう。
みつばちの新しい門出。 あたたかく祝って、
一緒に春の喜びを分かち合いましょう~!
写真・文:北
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