おはようございます。
以前家族にもらったハンガリー料理の本を日本に持ってきたら、「写真はないですか?!日本だと写真のない料理本なんてあり得ない」と言われました。日本の主婦の方は特に結構プロな感覚で料理をしているようで、写真とかは要らないのではないかと思うがちですが、結局写真は必須でしたね。ということで前回の料理教室のレシピを写真付きで公開させて頂きたいと思います。

パプリカチキン

材料(4人分)

鶏の骨付きもも肉8本、玉ねぎ1個、トマト1個、パプリカ/ピーマン1個、パプリカ粉小さじ2、サラダ油大さじ3、塩、お好みでコショウ、

 

・玉ねぎをみじん切りにして、熱くしたサラダ油で透明になるまで炒める

・火から下して、パプリカ粉を加える、少量の水と塩を入れて水分がほとんど飛ぶまで炒める

・お肉と細かく切ったトマトとパプリカを加えて、少量の水(100-200cc)で炒め続ける、水が消えたら少しずつ足して行く。お好みの水分を残して完成させる。

 

ノケドリ

材料(4人分)

小麦粉 500g、卵2個、サラダ油大さじ3、牛乳100cc、塩

 

割りほぐした卵に小麦粉、温めたサラダ油大さじ2、牛乳、お塩と混ぜて、柔らかすぎず、硬すぎないように水を足します。水が多かったら小麦粉を足して調整します。鍋に少々お塩が入った水を沸かしておきます。専用道具を使って、お湯に生地を(網の穴を通して)垂らして行きます。生地が浮かんで来たら完成です。水を切って、ボールなどに盛る際にサラダ油大さじ1と混ぜます。食べるまでに水に置いておくとくっ付きません。

ピザパン

材料

生地:強力粉 250g、ジャガイモ1個、塩2g、砂糖10g、温い水120cc、サラダ油20g、ドライイースト3g

具:ベーコン又はパプリカサラミ、紫玉ねぎ4分の1、サワークリーム又はヨグルト100g、ニンニク1切れ、コショウ

 

ジャガイモを茹でて、柔らかくなったら皮を剥いて、フォークなどで潰します。生地の他の材料と混ぜて、30-60分寝かします。生地が膨らんだら、正方形で均等の厚さになるように伸ばします。窯で上面が硬くなるように予焼きをしてから、ニンニクが入ったサワークリームまたはヨーグルトを表面に塗ります。角切りのベーコン(又はサラミ)と輪切りにした玉ねぎを乗せて、焼き上げます。

 

 

 

ハチの巣

 

材料

生地:小麦粉650g、卵2個、牛乳300cc、塩小さじ1、砂糖大さじ1、レモン1個の皮のおろし、ドライイースト 小さじ1

具:粉砂糖100g、挽いたクルミ100g、マーガリン100g

上部に乗せる:牛乳50cc、砂糖大さじ1、バニラ砂糖 1パック

 

生地の材料をよく混ぜて、2倍の大きさに膨らむまで寝かします。膨らんだ生地をもう一度ゆっくり捏ねて、麺棒で指の厚さに伸ばします。具の材料を混ぜて生地の上に塗って、長い面から巻いていきます。巻いた生地きを巻きずしのようなサイズに切ります。鉄板の表面にマーガリンを塗って、生地の巻きを1個ずつ縦にして並べて行きます。この状態で更に30分寝かします。窯(オーブンの場合180℃で20分+25分)に入れて半焼きをします。一度窯からだして、砂糖が入った牛乳をかけて、窯に戻して焼き上げます。窯から出したらバニラ砂糖を振って完成です。

 

 

ボグラーチュ(ハンガリーの鉄鍋)で料理するときのポイント

ボグラーチュ料理は直火を使った料理でそれなりの工夫が必要です。火加減は薪を足したり、鍋のチェーンの高さを調整したり、または火から下したりすることができますが、ガスコンロなどのように細かい調整は効かないので常に見守った方が望ましいです。火を炊くときに最初は中火からにして、料理によって強火が必要となったら、薪を足して行きましょう。集中型の焚火でしたら、熱が一つのポイントに集中しているので、料理が焦げないように常に混ぜたり、鍋を左右振ったりすると良いです。 焚火の真ん中を抜き円形にしたら火を均一に分散することができます。鍋の取っ手は直接に火には接しないが、軍手をはめて作業することをお勧めします。

 

ピザ窯で焼くときのポイント

ピザ窯に火を入れるときにまず窯の真ん中に火を炊きます。小さい燃えやすい枝の上にだんだん大きめの薪を入れて行きます。新聞紙を挟んで置くと火が付きやすくなります。火が付いたら窯が十分に温度が上がるまでに火を炊きます。必要だったら薪を足します。温度が十分に上がったら(30-60分)、火を窯の中心部から端の方に退きます。ピザ、パン、焼き菓子などは残熱で焼きます。火が消えても窯はまだ冷めないので十分に焼けます。窯が暑過ぎたら少々冷めるまで待ちます。冷えすぎましたら、薪を足して温度調整をします。一度暑くしたらオーブンより窯の方が圧倒的に温度が高いので、焼く時間がそれなりに変わります。

Gyula