こんにちは。また暑さが戻ってきましたね。。。昨日今年で4度目の食中毒警報が出ました。

残暑お見舞い申し上げます。

 

さて、そろそろ秋蒔きのお野菜の季節が近づいてまいりました。

スーパーなどで流通するお野菜のほとんどがFI種に差し替わった戦後の日本。
戦中の食糧難の経験からから二度と国民を飢えさせないという国の方針のもと、みんなのがんばりとF1種開発技術のおかげで現在みごと食生活の豊かな国となりました。
その日本の技術をもってしてもいまだF1種が作れないという不思議な野菜もあるのです。

今日はその野菜のお話しを書きます。

 

 

つい最近 Share Seeds Boxに新しく「のらぼう菜」のたねを置きましたー!

南陵公民館地域で育てた常滑産の種です。

「のらぼう菜」とは9月蒔きの菜花系のお野菜です。見た目は菜の花にそっくり。

以前からのらぼう菜は食味が抜群と聞いてはいましたがうわさ通りでした。肥料も水やりもなしで丈夫に勝手に育つ生命力いっぱいなところもGOOD.
難点と言えばしおれるのが早いということ。そのため長距離輸送に不向き。長期輸送向きに改良種を作ろうにもいまだF1種を作れないという点から大量生産されていませんが家庭菜園には最適です!
(プランターでも育てられますが高さが1m位に育ちますのでご注意を)

江戸時代に2度の飢饉をのらぼう菜が救ったとWiki様にもかいてあるとおり頼もしいお野菜であり私はとても尊敬しています。
それから私が気に入っているもうひとつの点は、種採りできるところ。

アブラナ科野菜にはめずらしい他と交配しない性質を持ち
他と交配せず自分自身の花粉で種を付けますので近くで育てたの別のアブラナ科の野菜と交雑をしないため、初心者でも容易に自家採種して翌年もまた同じのらぼう菜を育て続けられるという訳なのです。

 

間引いた抜き菜もおひたしでおいしく頂けます。
来年の春においしい菜っ葉と菜花を食べたいという食いしん坊な方は!ぜひ!育ててみて下さい!

 

 

 

 

越冬しておいしくなります。

春になると急に伸びてきます。

採れたてのつぼみが最高に美味♪


のらぼう菜の育て方などの詳しい情報はこの「たねファイル」に挟んでありますので、たねを持ち帰る時にご覧ください。

シェアシードボックスではたねの提供も随時大歓迎です。
秋蒔きの種などあまっていましたらここ南陵シェアシードボックスでシェアをよろしくお願いいたします!

-シェアシードボックス たねの交換箱とは-
余った固定種のたねと、欲しい固定種種を交換できるシステムです。今すぐ交換するたねをお持ちでない方へも貸出ししていますのでどなたさまもお気軽にご利用、ご活用頂けます。ハワイ発祥の種をシェア(共有)するプロジェクトです。

愛知県常滑市 南陵公民館
開館時間:9時~21時半
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日が休館日となります)