皆さんこんにちは。
本日は生憎の雨模様ですね。
いよいよ春が近づいてきた証でしょうか。

しかし国会には春が訪れる様子がありません‥。
そうです、「毎月勤労統計」の不正調査問題です。

国を始め、大企業の不正や改ざんが止まない昨今ですが、
なぜあんなに優秀な方たちが、そのようなことを繰り返すのでしょうか?

私はその原因の一つに、「失敗を許さない。」空気があるのではないかと考えています。

例えば、
国民はアベノミクスの失敗を許しません。⇒そうすると、首相はアベノミクスの失敗を認めません(認めづらい)。⇒結果的に、不正で誤魔化すしかない。⇒それがバレてもっと「許さない!」⇒認めない!⇒改ざん!⇒の悪循環になっているように思えます。

この流れを変えるには、まず「失敗を許す。」ことが良いように思えます。
特に日本人は外国と違って、もともと国民は政府に対して「優しい」ですし、フランスのように毎週派手にデモをする訳でもないので、「許さない!」と思っても、世界的に見れば、完全に許しているようなものです。

これを本当に心から「許す。」のです。

そうすれば、例えばアベノミクスの失敗を許す。⇒首相「ごめんね、失敗しちゃった‥。」⇒国民「いいよいいよ、でも何が失敗の原因だったの?」⇒首相「まぁ、政策というか、戦略ミスというか‥、本当にゴメンっ!」⇒国民「仕方ないよ、人は誰にでも失敗はあるよ!この失敗を次に活かそう!」⇒首相「うん、ありがとう。頑張る!」⇒不正は起こらない。

のようになるのではないでしょうか。(希望。)

と、言いますのも、
「失敗」は誰にでもあることです。むしろ失敗しない人がいたら見てみたいです。
失敗したら、謝って、責任を取れば良いだけです。許します。

それを、「絶対に許されない空気」にしてしまい、
不正や改ざんを誘発してしまうと、
結果的に「正確なデータ」が採れなくなってしまいます。

この「正確なデータが採れない」ことの方が、
実は戦略ミスで想定通りの結果が出ないことよりも、国民にとって大きな失敗だと思うのです。

この先も続く人類の長い歴史で見れば、
政策や戦略を、人ではなくAIに委ねる日が来ることは想像でき、
そこで「失敗しない」為には、可能な限り正確で厖大なデータが必要となります。

目先の「成長」を不正で創りだすのではなく、
もっと中長期的な成長(そもそも限界かも知れませんが‥)を、
ビッグデータとAIから創りだす。
目先の失敗を恐れずに受け入れ、中長期的な成功をおさめる。

その為にも不正や改ざんが無くなると良いな、と思いました。
それが日本のお家芸になる前に。

[南陵公民館]