昨夜もずいぶん雨がふりましたね。梅雨らしくじめじめ度のバロメータを示すきのこ達がここぞとはえています。

こんな雨上がりは絶好の草抜き日和です。
草刈り機 VS 手刈り。
それぞれを上手く使い分けたいものです。

メリットデメリットいろいろございますが,草と向き合って知ってゆけばゆくほど雑草は奥深いです。

刈り払い機のメリットはいわずもがな「はやく・たくさん」刈れること。その代わり多年草ばかりの均一にしかならない、(チガヤばっかりになる)一年草がなくなり、根っこが残って増える強い草だらけの草むらになります。
あとははお金がかかる、音がうるさいため周囲の危険を察知しにくい。(例えばハチの巣があってハチが警戒音を鳴らしていても気が付かず刺されてしまう、など)

手刈りのメリットと言えば、燃料は不要の人力。ゆえにゆっくりしか進まない・疲れる・腰が痛い、などのデメリットあり。

しかし、観察しながら刈る草・残す草を選べるので多様性をもつ草むらにできるところ。
上だけ刈る、抜く、土の下で刈る、の3パターンが可能。(可愛い花は花瓶に飾る、というおまけもあり)
知らぬ間に草を観察してしまうため、季節を追って目が肥えいつのまにか草や虫の生態に詳しくなれる。

刈る草としては、増えて欲しくない草。景観を著しくそこねる草、またはびこってあとあとたいへんな草(アレロパシーを出すものたとえばセイタカアワダチソウなど)は花が咲き種を付ける前に根っこから引っこ抜く⇒抜いた草はその場に置かずしろたろうにたべてもらう、もしくは処分。
残す草は、しろたろうも好きでよく食べる草、見た目もよいもの、はびこらないもの(1年で消える1年草)といった増えて欲しい草をのこします。刈る時は根っこを残して上だけを刈り取る、種がついている場合はその場で地面に落としておく。

イネ科はへたに上部だけ刈り取ると一時的に綺麗になりますがすぐまた生えて
かえって分げつして増えてしまうので、草刈りイタチごっこがエンドレスに。こういうのは土の中に鎌をいれて深めに刈ってやる。こうやってかるいひと手間で草をコントロールすることで ゆくゆくは手間も少なく、しろたろうもご利用者様の目にもよい景観をたもてるでしょう。

常滑市立図書館では草刈りに関するこんな本が蔵書にあります!ご興味ある方はぜひ。

「草取りにワザあり!」蔵書本館カーリル蔵書検索 常滑市立図書館 「草取りにワザあり!」

南陵公民館の図書館分館でご予約取り寄せ受取も可能です。

 

1日にできることはほんのわずかですが、
これからも草や虫を知って、微生物が元気な土壌の公民館になればよいな、と思います。

あなたの好きな草はなんですか?

 

シロタロウ草ソムリエ 北