こんばんは。

今日の天気は曇りときどき晴れ。気温も最高28℃~29℃あったらしく、梅雨はまだ明けてませんが、私が子供ののころの感覚でいえば、「夏の暑さ」と言っていいのかもしれません。
常滑市内の公立小中学校では、7月19日(金)が一学期の終業式で20日(土)から夏休みとなるようです。

南陵市民センターの敷地内を少し歩いてみたら、駐車場付近にセミの抜け殻を2つ見つけました。セミたちも「夏」を感じ取っているようです。

ところで、子どもの頃セミの幼虫のことを何と呼んでいましたか?

私は地元南陵地区内の大谷の出身ですが、私の子どもの頃はセミの幼虫のことを「ドムシ」と呼んでいました。おそらく土の中に住んでいるので、「ドムシ」は「土虫」なんでしょう。同じ土の中の虫でも、カブトムシの幼虫は「ジムシ」。こちらは「地虫」で、wikipediaにも載っている言葉のようですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%82%B7

 

大正15年生まれの私の父は、同じ南陵地区内の阿野の出身。父はセミの幼虫のことを「ゴロ」と呼んでいました。ゴロゴロしてるから「ゴロ」なんだそうですが、なんと阿野では、このゴロを焼いて醤油を付けて食べることもあったと言っています。本当なんでしょうか?現在ではちょっと信じられませんけど、昭和の前半、戦前のお話です。

さらに、私の母方の祖父は明治生まれで旧常滑地区の市場の出身ですが、この祖父はセミの幼虫を「ジッサ」と呼んでいました。顔がおじいさんのようというのが理由のようです。

「昭和の大合併」によって、常滑市が現在の形になったのが1957年のこと。それ以前は大谷、阿野、市場は別々の自治体で、私の子どもの頃の1960年代~1970年代はそれぞれ言葉遣いも明確に違っていました。つまり、「大谷弁」、「阿野弁」、「常滑弁」がありました。

現在との違いに、地元出身でありながら、あらためて驚いてしまいました。

 

久田