皆さんこんばんは。秋ですね。健康にお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルス以降、外出時にマスク・消毒は当たり前になり、またソーシャルディスタンスも伴って、インフルエンザや季節の風邪の患者が激減しているというニュースを耳にします。

皆さん健康なことは大変喜ばしいことなのですが、
当館でも入館時にお願いしている「手指の消毒」、、(お願いしている身なのに少し変なこと言いますが‥)「やりすぎ注意。」です。

デイビッド・モントゴメリーとアン・ビクレーの名著「土と内臓」によりますと、
実は微生物の中で人間に感染する病原体は比較的少なく、1400種ほどだと感染症学者は推定しているそうです。対照的に、人間のマイクロバイオーム全体で、非病原性微生物の数は約100万と推定されるそうです。
病原体1種に対して非病原体700種近くです。さらに、全世界の非病原性微生物の中で、同定されているものはわずか1パーセントほどだと、微生物学者は考えているとのことなので、、これでは消毒しすぎに注意ですよね。

この本ではその他にも、私たち高等生命体(だと自分たちでは思っている)人間が、元々は微生物だった話や、人間や植物と微生物との切っても切り離せない共生関係について、大変興味深く綴っています。
ウイルス騒ぎの今こそ、目に見えない微生物に今まで以上に目を向ける良い機会かもしれませんね。
この読書の秋に必読です!


[佐々野]