今日もサザンアリーナではオペラ『ヘンゼルとグレーテル』の公演に向けた準備が着々と進んでいます。
いよいよオーケストラの方々も入り、本番目前の高揚感が公民館全体に伝わってきているようです。
自分はオペラというものを全く見たことがありませんが、その練習風景を見て何よりも驚いたのは出演者の方々の声でした。
本当に同じ人間なのかと思うくらい大きく、深く、厚みのある声がアリーナいっぱいに響き渡っています。
もちろんテレビや映画で「プロの歌声」を聞いたことはありますが、生で聴くそれは全く別次元のものでした。
歌に合わせた台詞がオーケストラの演奏に乗れば、見慣れたアリーナがまるでファンタジーやメルヘンの世界に変わってしまったかのようでした。
オペラのことなど右も左も分からない自分が、スタッフとしてではなく一観客としてぜひ見てみたいと思う程のものになることだけは確かなようです。
写真・文/加藤