ここ南陵市民センターの事務室にも遠雷のような花火の音が響いてきます。
今頃常滑市内は目を輝かせる親子連れやカップルで賑わっていることでしょう。
悔しいです。
そもそも花火はなぜ夏の風物詩となったのでしょうか?
わざわざ熱気で茹で上がりそうな真夏にやらなくても、春なり秋なりタイミングはいくらでもあるはずですが、そんなことをやっているのは日本ではディズニーくらいです。
そこで頼れる友達google先生に聞いたら答えてくれました。
実は日本の夏の花火大会の起源の一つは、「暴れん坊将軍」でおなじみの徳川吉宗が慰霊のために行った花火大会らしいのです。これが隅田川川開きの花火の起源となり、全国の「夏の花火大会」へ繋がっていったそうです。
地上から見上げる人々と、天国から見下ろす霊との、目と目が合う瞬間に生まれる花火。
この世もあの世も魅了する輝き、やっぱり見に行きたかったです。悔しいです。
絵・文/加藤