「朝早い者は宝を見つかる」というのはハンガリーの言葉使いですが、日本語の「早起きは三文の徳」と同意。私は近頃何回か朝早く起きてて、今朝も早めに職場に着いて、先に開館準備をして、ゆっくりと朝ごはんも食べました。いつもと少し早めな時間に来ると自転車で走る道の様子も変わっていて、まだ落ち着いてて、走りやすいです。また新しい発見で、南陵中テニス部は7時からトレーニングをやっているのに気付いて少し驚きました。私たち受付で10時半でも「お早うございます」を言いますが、全然早くもございませんね。実際は「お遅うございます」という言葉使いの方が正しいかもしれません。

こちらへ来て、ヨーロッパと少し変わっているのが、日本の方が日が早めに沈むということです。こちらの方が日が短く感じます。日本もヨーロッパとほとんど同じ緯度に位置しているのに、どうも理解できなかったが、やっとわかりました!

なぜなら、日本はサマータイムがないからです!

いままで「ウィンタータイム」がないとずっと思っていましたが、実は逆でした。サマータイムは太陽が出ている時間を有効的に使うための仕組みで、夏になると時計を一時間前にずらして世界中でたくさんの国がやっている不思議な習慣ですが、日本はやっていないです。ヨーロッパですと10月下旬に冬時間に入って1時間戻して、3月下旬にまた一時間進ませます。
これはけっこう紛らわしくて、時計の時間を変える日を忘れたりします。忘れて何回か困ったこともあります! 高校生のときに友達とハイキングの待ち合わせの約束を2年連続でやぶった記憶があります! また、時間変更は週末の夜中にするが、月曜日に仕事や学校行ったら、「あぁあとちょうど1時間寝たかったな」というのも夏時間ならではの気持ち。いままでずっとサマータイムは全く意味がないという風に考えていましたが、日本に来て、夏になって、「サマータイムあればいいのになぁ」と初めて思いました。人間はいつもないものを求めていて、困ったものですね。日本はいまは朝の4時ごろから日が出ていて、晴れている日は6時になるとまぶしいです。早起きの方にしては優しい設定ですが、遅くまでふにゃふにゃ眠たい方は困っているのではないかと、特に東方向きの家の持ち主の方々。
朝はまだ涼しくて、町はまだ静かで、鳥のるんるん歌が聞こえて、道が空いてて、とても気持ちいいです。皆様に早起きをお勧めします。ただしたくさんの方が早起きしてしまうとまたこの魅力的な時間帯がなくなりそうなので、無理して早起きしないのもけっこうです。

では、今朝の「早起きの三枚の徳」をおすそ分けです。

文・写:Gyula

景色のための景色

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