こんにちは!
ちょうど一週間前の2月5日に、「日本みつばちのスキンクリーム蜜蝋でつくるスキンクリームワークショップ」を開催いたしました!
まずは、お申し込みくださったのに参加できなかった皆さまにお詫び申し上げます。せっかく問合せを下さったのにも関わらず残念な気持ちにさせてしまったこと、大変申し訳ありませんでした。
大変遅くなりましたが当日の様子のご報告です!
ご参加下さった方々は「日本みつばち」をキーワードにあつまってくださったので共通項が多く、ワークショップ中の会話もワイワイはずみました。
日本みつばちを飼っている方、これから飼いたい方、自然な暮らしが好きな方、西洋ミツバチを飼っている方まで!になさんいろいろで、
私は西洋みつばちを飼ったことがないので教えてもらえて、かえってこちらも勉強になりました。
みつばちが教えてくれることは、ヒトは地球の一部だよ、ということに尽きます。
みつばちのもたらす恵みをわずかではありますが分け合って、良い時間を持てたと思います。
こんな会が開催できたのも、南陵公民館に暮らしてもらっているみつばちのおかげです。
講師の魚谷あきこさん、参加下さったみなさま、企画準備から当日のサポートまで手伝ってくれたスタッフのみなさま、
ありがとうございました!
以下は、当日のワークショップの詳しい内容を記します( ここからは写真多め & 長文です! )
ご興味のあるかたの参考になれば幸いです。
明日がバレンタインなことを今日知り、手作りの友チョコをもらって舞い上がる 北
—————————————–
2月5日 晴れ。
会のスタートは、自己紹介からはじまり、
北からミツロウの話と日本みつばちのお話、
日本みつばち(野生・在来種)と西洋みつばち(家畜・改良種・外来種)の違い、生態系に対する役割などのお話をさせていただきました。
そして、ミツロウの作り方の実演に入ります。
実際に南陵公民館で飼育している群れからもらった巣板を溶かしで2回濾してから固めるという一連の作業をみてもらいました。
採れるミツロウの量と言ったらほんの少し。
巣の重さの約10分の1というちょっぴりしかとれないことを実感してもらえました。
ぐつぐつ。お水と一緒に煮ています。ミツロウはおよそ63℃から64℃で溶けます。
使用するお鍋は、付いたミツロウを完全に洗うのには時間がかかりますので専用のものを用意するか、写真のようなうどんの容器を再利用して使い捨てるのも手です。溶けてきました。
一気に濾します。
濾しとったミツロウのカスです。ザルに不織布(台所用品のごみかごネット)を敷いたものに熱々のミツロウを流して濾します。
ザルに付いた蜜蝋をきれいにとるのは鍋以上に大変なので、蜜蝋作業専用ザルを用意しましょう。
ボウルにいれて静かに置きますと、水と分離してミツロウだけ水面に浮いてやがて固まってきます。
一時間かからずに固まりました。(量が多ければ固まるのにも時間がかかります!)
固まったミツロウだけを取り出して、よく乾いてから、今度は水は入れずにでワックスのみを鍋に入れて溶かしていきます。
ちなみに残った蜜蝋しぼりかす汁は、みつばちの捕獲に役立ちます。蜜蝋のしぼりかす液、ご自由にお持ちください 1/26のブログ
こちらは実演用に事前に用意していたミツロウ。
高温にしすぎないよう、気を付けます。
すっかりとけたら、さっきよりも細かめの濾し紙を敷いたザルで濾します。
どうしたって紙に蜜蝋がつくので、蜜蝋の量は約4分の3に減ってしまいます。
今回は、100均にあった「油濾し紙」を使いました。コーヒーフィルターでもやってみたのですが、かなり落ちるのに時間がかかり、フチから蜜蝋が固まりだしやりにくかったです。(給湯室にあったGyulaさんの私物と思われるコーヒーフィルターを勝手に使ったのは私です)
濾した熱々のミツロウをシリコンモールドに流し込みます。用途によって固める形状を決めてください。
ミツロウは包丁で切るとかは結構無理で、今回のようなクリーム作り用でしたら薄く固めて手でパキパキ折るか、丈夫なはさみで切るとまあまあやりやすかったです。
(上)1gの計量ができるよう細かくした南陵公民館の日本みつばちのビーワックス。未精製。
(下)ネット市販されている外国産の未精製ビーワックス)どちらも未精製ですが色も香りも全然違います。
こうしてでた南陵BeesWax!
さあ!これを使っていよいよスキンクリーム作りです!
と行きたいところですが、
長くなりましたので、次回につづく!!日本みつばちの蜜蝋でつくるスキンクリームWSご報告~その2~
文:北
写真撮影:魚谷さん 北 (一部わかりやすくするために別日に撮影した画像も入っているかもです)