触るとふわふわで気持ちいいですが、雄のヤギに生えるヒゲ、実は生えてる理由がまだ解明されていません。
猫はヒゲの幅で「ここは自分が通れる隙間か」という事を測定すると言われていますが、ヤギのヒゲはそういった機能も無く、存在価値が不明です。
一種の男性的な魅力、雄らしさを強調するアイテムだという説もありますが、雄の場合は優性遺伝、雌の場合は劣性遺伝によって生えているだけなので、ヒゲの生えない雄やヒゲの生える雌もいます。
また、羊はヤギにかなり近い生態を持っていますが、ヒゲが生えたりはしません。
ヤギのヒゲが生えているところは動物にとって掻くと気持ちいいポイントなので、そこを毛で覆ってしまっているのも不思議なポイント。
人間のヒゲのように、進化の過程でうっかり残ってしまったものなのかもしれませんね。
写真・文 / 加藤