皆様

こんばんは。

梅雨に入り、雨が降り、気温が少々落ち、夕方はちょびっと肌寒くなり~ しかし意外と過ごしやすい印象を持っているのが私がだけでしょうか、皆様いかがお過ごしですか?

少し南陵公民館より離れる(10km程)のですが、南陵地区が始点になった話をさせて下さい。以前ブログでも述べていた大谷区誌がございますが、その中でも常滑の生活をきっかけに最近焼き物に興味を持ち出した自分が目を止めたのが大谷の土地に残っていた穴窯です。穴窯といえば常滑焼のもっとも古い形の窯です。区誌には大谷区内に3つも穴窯の遺跡も残ったという風に書いてありました。高砂山にも窯の遺跡が残ったという風に読んで、探しに行きました。高砂山公園に着いて、案内図を読んでみると穴窯なんてどこにもございません~ そんなに広い地区ではないので歩き回って探してみた結果、案内も看板もどこにもございませんでした。翌日区誌編集者の千賀さんに聞いたところ、大谷の3つの古窯はもう削られてしまったという。常滑市にはあと2か所で古窯が保護されていて、その一つは久米の篭池にあるということを教えていただいて今日こそ篭池古窯址へ探検行ってきました~

車で味覚の道をずっと走るとおよそ10-11kmの走行距離に「いますぐ右」かのように合図してくれる小さな看板があって、すぐに右折し道に入ります。その道をしばらくまっすぐ行くと怪しげに工場しかないところに至ります。怪しいのでUターンをし、来た道に戻るとそこで「ここですよ!」と静かに囁いている看板を発見しました。階段上るとすぐに柵で囲って守られている穴窯を見つけました。窯がある敷地が京都の嵐山にも勝るように植え込んだ竹林にしっかりと守られている。窯と言って斜面に穴を掘っただけにしか見えません。本当にその通りただ穴を掘っただけです。しかし焚口や煙出しなどのところが決まっているちゃんと構造がよく考えられている感があります。こうして斜面をうまく使って(主に)甕を焼けるように工夫を凝らせたようです。構造などは素朴ですが、行ってみたら周りの雰囲気を兼ねてなかなか迫力のある印象を受けました。いまの技術で考えてみるとただの穴ですが、当時(13世紀ごろ)は最高テクノロジーでした。いまでも立派です。まだ行ったことのない方にこちらは住所となります:

最後に陶芸関連話ですが、明日グループ風さんが窯出しを行うようで、楽しみです。

今日はお疲れ様でした、お休みなさい☆

文、写(低画質):Gyula