こんばんは。

普段、主に夜の部を担当している久田です。夜の部に公民館を利用いただき、さまざまな活動をされる皆さんの手助けをするのが私の主な仕事です。

そして、もう一つ大切な仕事は「公民館を確実に安全に閉館すること。」。

今年秋ごろから、閉館時間の21:30の10分前に「閉館時間のお知らせ」のアナウンスを流すよういしています。ご利用の皆さまが、そろそろ練習などの活動を切り上げ、片づけなどを始めるのに少しは役に役立っているでしょうか?

このアナウンスの音源。録音媒体はカセットテープで視聴覚室内映写室から発掘された物らしいです。いつの時代にどのように作成された物かも今ではわかなくなってしましました。

これはこれで悪くないかとも思いませけど、気分を一新する意味でも新しくアナウンスの音源を作ってみてもいいのかな?という気がしています。

アナウンスのBGMは何がいいんだろう?とあれこれ考えてみました。

[1] 今日の日はさようなら  作詞・作曲 金子詔一

おなじみ定番中の定番の曲ですが、作詞・作曲の金子詔一さんはこの曲を作った当時、公益法人ハーモニイセンターの運営にたずさわっていたとか。ハーモニイセンターは自然の中での活動を通じて青少年の育成を行う活動をしておりキャンプなどを行っていたそうです。

その後、ボーイスカウト内で歌われる「スカウトソング」にもなっているそうです。

近年では『新世紀エヴァンゲリオン』の映画の中でも歌われたそうで、若い世代にも馴染みがあるかも‥‥と思いましたが、そもそも音楽の教科書にも載っているそうです。

 

[2] 悲しみのソレアード  Daniel Sentacruz Ensemble

この曲、なんとなく「別れ」がテーマの曲だと思い込んでましたが、元々イタリアのポップグループ,ダニエル・センタクルツ・アンサンブル(Dniel Sentacruz Ensemble)のインストゥルメンタル演奏で1974年にリリースされて世界中に広まったそうです。「ソレアード(SOLEADO)」はイタリア語で「日だまり、日当たりのよい場所」という意味の言葉だそうです。

さまざまな言語で歌詞が付けられて歌われてますが、いくつかある日本語の歌詞の多くは「別れの歌」になっています。それで勝手に「別れの曲」と思い込んでいました。

この曲のそもそものオリジナルは14世紀後半にイタリアで作曲されたとか。

 

[3]遥かな友に  作詞・作曲 磯部 俶(トシ)

作詞・作曲の磯部俶という人は早稲田大学グリークラブのOBで、卒業後も早大グリークラブの専任指揮者をされた方だそうです。

この曲を作ったのは指揮者時代の1951年。最初から男声合唱曲として作られ、主に各パートのパートリーダー4人で歌うスタイルだったそうです。商業的にはボニー・ジャックスがレコードにしたそうですが、ボニー・ジャックスは4人全員が早大グリークラブOBで、「ボニー・ジャックス」という名前は磯部俶さんがつけたそうです。

“ おやすみやすらかに たどれ夢路 ”

という歌詞は、「閉館時間ですよ。」というより、「眠る時間ですよ。」という感じですが、そのまま帰宅して眠るにはちょうどいいのかもしれませんね。

今夜はたまたま利用者が少ない土曜日の夜で、思うに任せてあれこれ考えてみました。
「新アナウンス」が実現するかどうかは不確定で、実現するとしても今日とりあげた3曲が使われるかどうかもわかりません。
あくまで、久田が思うに任せて取り留めもなく考えたことです。
まあ、こういうことも新しく何かを思いつくのに時には必要、といったところでしょうか?

 

久田