こんばんは。

2月は他の月よりも短く明日が28日で「月末」。2019年もあっという間に2カ月が過ぎようとしています。まさに「光陰矢の如し」。50代も後半になってしまった私には、過ぎて行く時間の一瞬一瞬がとても大切‥‥。と、頭ではわかっているものの、身体は思うように動かず気持ちばかり焦ります。

 

南陵公民館のお隣に位置する常滑市立南陵中学校。そのホームページの「学校日記」の記事が目に留まりました。

2月26日(火)の記事で《1年生 国語 「少年の日の思い出」の学習》という記事。

http://www2.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=2320056&type=1&column_id=1692462&category_id=11301

なぜ、目に留まったかというと、この「少年の日の思い出」はヘルマン・ヘッセの短い小説で、私が中学1年生の時の国語の教科書にも載っていたからです。

私が中学1年生の時はいつだったっけ?と計算してみましたが、1974年~1975年のことだと思います。現在からざっと45年前ということになります。

 

おそらく、内容や長さが中学1年生で学ぶ教材として合っているという事情もあるんでしょう。でもやはり、「名作は古びて行かない。」ということでもあると思います。

私が、現在までこの作品を憶えているのも、それだけ心に残った作品だったからで、2年後の中学3年の夏休みの読書感想文は、同じくヘルマン・ヘッセの「車輪の下」を選んでいます。

 

「少年の日の思い出」を読んで心を動かされた日から早45年。自分のことも世界のこともまだほとんど知らない少年が、そろそろ人生の終盤を意識するオジサンになってしまいました。「少年老いやすく、学成り難し。一瞬の光陰軽んべからず。」一瞬一瞬を本当に大切にできるよう、精進したいと思います。

 

久田