皆さんこんにちは。雨ですね。
時には雨も嬉しいですが、やっぱり基本的に雨空は気分が晴れません。

特に昨今はコロナや戦争、その前から続く不景気など、混沌とした時代に突入し、
世界中に不安や不満がまん延しているように感じます。

また、そんな人々の不安や恐怖を煽り、お金儲けをしようとしている人たちも多くいます。

特に世の中が混沌としてくると、宗教や哲学のようなものは流行りますし、
スピリチュアルヒーリングや個人コンサルなどと称して、
高額な料金を請求する詐欺のようなことをする人も少なくありません。

中には「即効で、お金が儲かる。お金が増える。お金が入ってくる。方法を教える!」などと謳い、、
参加者から高額なお金を請求する人もいます‥。
(そんな方法を知っているなら自分でお金を増やせば良いのに、なぜか「増やす方法を教える」と言って人からお金を取ります。)

しかし、そんなところにいくらお金をつぎ込んだとしても、
もしかしたら一時的に安心した気持ちにはなるかもしれませんが、根本的な不安や不満は解決されることは少ないです。

なぜなら世界には、そんな魔法や超能力のような力は存在しませんし、神様もいなければ、奇跡もないからです。
これは決して「目に見えないものは信じない。」ということではありません。

ただ人間はこれまで、自分たちの知識の及ばない領域に関して、常にその白紙部分を、神話や奇跡などの「物語(フィクション)」で埋めてきました。
しかしその物語を、「科学」という真実が上からアップデートしているのが現状です。

例えば、古来、雨は神が降らせると思われていましたが、
今では、海水が蒸発した水蒸気が大気や雲に含まれ、それが凝結して落ちてくるというのは誰もが知っています。
同様に、人間は神が創った。と思われていた時代もありますが、今ではそれを信じている人はほとんどいません。

と、リチャード・ドーキンス博士は繰り返し言っています。

では世の中が混沌としているときに、どうすれば不安や恐怖を取り除くことが出来るのか。

その方法の一つに「正しい知識を得る」ということがあります。
人の不安や恐怖は、「無知」から発生することが多いと感じます。

ぜひこの雨日を利用して、読書に勤しんでみてはいかがでしょうか。
最近の私のおすすめは「リチャード・ドーキンス」です。少しは気分が晴れてくるかもしれませんよ。

南陵公民館の図書館は、17時30分まで開館しています。
皆さま、楽しい週末をお過ごしくださいませ。

[南陵公民館]