皆さんこんにちは。
健康にお過ごしでしょうか。

暖かくなり、目に映る景色もだいぶ春めいてきましたね。
今週は南陵公民館の日本みつばちも分蜂しましたし、
我が家の巣箱に新たに入ったみつばちたちも既にせっせと花粉や蜜を集めています。
その姿はとても可愛くて献身的で、気が付くと何時間も動かずみつばちを眺めている自分がいます‥。汗
(コホンッ、)春っていいですよね‥。

皆さんもご存じの通り、みつばちたちが花粉や蜜を集めるとき、
そのみつばちたちを媒介し、蜜源植物たちは受粉をします。

それを蜜源植物たちの視点で見てみますと、
甘い蜜や花の香りでみつばちたち(花粉媒介者)を誘い、虜(依存症)にし、
媒介者に自分たちの花粉を運ばせて、受粉をし、種をつけ子孫繁栄を行っています。

それは言わば、自分たちで移動することが出来ない植物たちが繁栄していくための「戦略」です。
ときにはみつばちたちに受粉をさせ、つけた種を今度は鳥や動物に(食べさせて)運ばせて、
(落とした鳥の糞から発芽し)繁殖地域を広げる「戦略」を取ることもあります。

見方によっては、植物が知性を持ち、昆虫や鳥・動物を“家畜化”し、
自分たちの繁栄のために働かせているようにも見えます。

この様な観点は、「欲望の植物誌」の著者、マイケル・ポーランや
「サピエンス全史」の著者、ユヴァル・ノア・ハラリも著作の中で書いています。

その観点で人間(ヒト)と、小麦・トウモロコシ・米・鶏などの関係を見てみますと、
実は家畜化していると思っているヒトが、逆に小麦や鶏に家畜化されているのではないか。とすら思えてきます。

結果的に小麦や鶏は、「ヒトを媒介し」繁殖範囲を広げ、数を増やし、
もしすべての生物の生きる目的が種の繁栄であれば、大成功を収めていることになります。(時には補助金まで受けながら。)

結局ヒトは、自分たちが生態系の頂点にいる気にさせられて、実は生態系の底辺にいるのかもしれません。
そう考えると、生態系の頂点にいるのは微生物ということになるのでしょうか。

ヒトに地球環境を破壊させて絶滅させ、微生物の時代からやり直す‥

‥、妄想が止みません。

‥、春っていいですよね。


[南陵公民館]