皆さんこんばんは。
もうすぐGWですね。
過去二年、新型コロナ~で、日本人の貴重な貴重な大型連休が台無しになっていましたが、ワクチンも出来ましたし、もう今年は安心して遊べそうですね。
とは言いましても、まだ人混みに行くのは少し不安だな‥。という方も一定数はいらっしゃると思います。
そんな方におススメの遊びは「家庭菜園」です。
自宅の庭やベランダで簡単にできる家庭菜園は、お金をかけずに楽しむことができ、更に他人と濃厚接触を避けることのできる、時代に合った遊びです。
その中でも一番楽しいのはやはり「収穫」だとは思うのですが、
実はその後の「種採り」も、とても学びが多く、奥の深い隠れた遊びです。
19世紀のオーストリアの修道僧で、修道院の庭でエンドウを栽培していたメンデルは、何世代にも渡ってエンドウの種採りをし、「メンデルの法則」を発見しました。
たとえば、種子には表面がつるっとして丸いものと、しわの寄ったものとがありますが、この2種類のエンドウをかけ合わせると、最初の世代はすべて丸いつるっとした種類のエンドウができます。
これらをもう一度かけ合わせると、丸い種子のエンドウとしわしわの種子をつけるエンドウが、3対1の割合でできることがわかりました。
このようにしてメンデルは、①種子の形、②子葉の色、③種皮の色、④さやの形、⑤さやの色、⑥花の位置、⑦丈の高さの7種類の表現型に注目してかけ合わせ実験を行い、遺伝に関する3つの重要な法則(優劣の法則、分離の法則、独立の法則)を見つけたのです。
このメンデルの法則を理解して、種採りとかけ合わせを繰り返せば、理論上、自分好みの植物(やメダカなどの動物)を作ることができます。
もしかしたら種子企業に頼らず、気候変動に強く、味が濃厚で、香りの良い新種の野菜を作ることができるかもしれません。
少し想像するだけでも奥が深いですよね。
そして種を採る前の”最初の種”は、南陵公民館・青海公民館にある「ShareSeeds Box」をご利用ください。
みんなで未来の為に、良い種を残していけると良いですね。
(種の扱いに関しては、種子法や種苗法などの法律があるのでご注意を。)
[南陵公民館]